このゲームは1992年にPCエンジンスーパーCD−ROM2(ロムロム、と読もう!)で発売されたもののリメイク版となっております。
ていうか、今までユーザーさん達に「リメイクすれ〜〜」と散々々々々々々々言われ続けて、ようやくの登場です。
天外魔境IIを知らない方に説明しますと、システム的には非常に正統派、悪く言えば何の工夫も無い普通のRPGですが、
もの凄い勢いでユーザーに支持され、某ゲーム誌の「好きなゲームランキングTOP10」には、かなりの年月、その名を残しました。
このゲームが当時大絶賛された理由は、「イベントの多彩さ・豊富さ」にあったと思います。
まず主人公が「卍丸」。カッコいいです。
ボクもこんな名前つけて欲しかったなぁ(皮肉です)
とりあえず主人公の名前からして、今までのRPGの常識を豪快にうっちゃってます。
が、そんなのは全く序の口で、このゲームの中には「RPG=よい子の、よい子による、よい子の為のゲーム」という方程式を覆す
様々なイベント・セリフが登場します。
プレイ当時は中学生だったので、意味が良く分からなかったけど、今となって考えてみると「なるほど」と唸らせるものが非常に多いです。
奥が深いんですよねぇ。
例えば男達のあこがれ「弁天様」に仕える女が興奮気味に言うセリフ、
「耳と耳かきだと、耳のほうが気持ち良いんです。私、女に生まれてきて良かった!」
わお。
分かるかなー? 意味が分かるかなーー? 分からない人は、よーく想像力を働かせて考えてみよう!(なぜか凄く目がイキイキ)
もっと深いところでは、敵である「根の一族」に虐げられた街の女性が言う、「どんなに悲しくても腹は減る。女の体ってつくづく正直だ・・・」というセリフ。
それまでのRPGだと、容量の関係もあるんでしょうけど、ほとんどがゲームの進行のヒントになるようなセリフばかりでした。
だから街の人ってのは、情報を得る為の単なる記号だったんですね。
でも天外IIでは、楽しい時にはノリのよいハッピーなセリフを吐くし、苦しい時にはちゃんとうめく。
すごく生き生きしてるんです。そこが非常に味わい深い。
また、イベントも色んな意味で度肝を抜くものが多いです。
巨大な大仏ロボに乗って敵の居城へ乗り込むとか。
乗ってる間も敵と遭遇して戦闘が始まったりするんですが、開始直後に大仏で踏み潰して終了。
経験値とかお金は手に入りませんが、絶対優位の快感が全身を駆け抜けます。エラい味を知ってしまった。
今の時代を先取りしたストーカーチックな病的妄想女とかも居たりします。
彼女は「貴方の孝子より」とか書いて勝手に手紙を送りつけてくるんですが、
主人公と1・2度しか話した事は無いはずなのに、徐々に手紙の内容がエスカレート、
しまいには二人の間に子供が生まれて(ることになって)しまいます。
いやゴメン、これマジで怖ぇ。
平均プレイ時間が100時間を超える超大作という事で、何だか途中でダレてきそうですが、
10〜20分に1回小さなイベントが、1時間に1回は大きなイベントが発生するので、集中力がとぎれる事なく
どこまでもとめどなくプレイしてしまうんですな、コレが。
あと、演出面でもプレイヤーを引き込む要素が盛りだくさんです。
例えば、天外IIでは1つの国(地方)にそこを支配するボスが居て、そいつを倒して次の国、というように
国(地方)単位で話が進むんですが、次の国へ進む前に「敵のアジトでの報告シーン」が挿入されます。
よく戦隊モノで使われるアレです。「ヨミ様に申し上げます」から始まるお約束的演出がたまらず素敵で、
戦隊モノを楽しみに見ていた人にとっては、思わずニヤケてしまうこと必至。
他にも言いたい事はたくさんあるんですが、それを全て言うと俺が疲労でどうにかなってしまいそうなので、ここらで止めておきます。
ただですな、最近のファミっ子(そんな表現最近聞かない)には物足りないかもしんない。
1992年に発売された、ほぼそのまんまの移植なので、やっぱり今出ているRPGに比べると地味なんですな。
でも、RPGとしての楽しいエッセンスも、そのまんま残っているので、もし興味がある方は少し我慢して始めて欲しいと。
もうスンゴく良いですよ、マジで。
はまぐり姫の生まれたままの姿とか。セクシーな弁天様との一夜とか。
ハァハァ ハァハァ ノヽアノヽアノヽアノヽア(近寄らないで下さいキケン)
あ、あと一つだけ!
キャラクターデザインは、ほのぼのレイクの恐竜人間作った人です。(微妙)