どーーーして任天堂は、毎回毎回毎回毎回、魂を震わせるゲームばかりお出しになられるのでしょうか。
ゲームをあくまでゲームとして見てるんですよね。それ以上でもそれ以下でも無い、「ゲーム」として。
「なな何だこの美麗華麗豪華絢爛ムービーはッッ!!!」 とか
「すす素晴らしいッ感動したッ心の琴線に触れまくってむしろ引きちぎるほどのシナリオだッッ!!」 とか
そういう角度から見た楽しさでは無くて。
俺の中には、『任天堂 = 昔気質の頑固な職人さん』ってイメージがありますな。
それはさておき、今回のレビューはそんな任天堂がお作りあそばされた、
俺をしてゲームキューブを買わせしめたキラータイトル「ゼルダの伝説 風のタクト」です。
・・・・・・。
「是瑠陀の伝説 風の拓人」 だと少年マガ○ンにありそうで斬新ですよね。
同意を求めるな>俺
このゲームの楽しさを一言で表すならば、「冒険ってワクワクだよネ!」
そうなんですよボクはリンクで船に乗って波をチャプチャプかき分けて大航海時代しまくるんですよボクがですよボクが!
2D表示のフィールド見下ろし型RPGなどでは決して味わえない「冒険」が、このゲームでは思う存分味わえます。
そして、この「冒険」を影で支えているのが、『モノのリアリティ』です。
前作『時のオカリナ』でもそうでしたが、任天堂はモノの存在感を感じさせるのが本当にウマい。
それはほんのちょっとした事なんですよ。
リンクの髪が風の吹く方向へ向けてなびいたり(もちろん風向きが変わると、なびく方向も変化)
太陽との位置関係で影の方向が変わったり
夜になるとBGMが止まって、静寂が強調されたり
そんなちょっとした事、言うなれば現実世界では当たり前の事を、ゲーム上で再現することによって
ゼルダは一つの「世界」としてモニターの中に成立しちゃったりするワケです。
どんなに一つ一つのモノの見た目をリアルにしても、この「世界」感覚を味わう事は出来ないんじゃないですかね。
人間って面白いですね。
でも、まぁ、ここまでは前作でも取り入れられていました。
今作では、これにダメ押しをするかの如く、もう一個の要素が追加されています。と思います(弱
それは 『遠くまでモノが見える』 コト。
一見何のことだか分かりませんね。当たり前すぎて。えぇ。俺もどう説明しようか困ってますよNOW!
実際の感覚は、ゲームをプレイしていただかないとお分かりになられるのは困難であるかと思いますが
状況を文章にして綴りますと、たとえば
「船上で望遠鏡を覗いたら、遥か彼方の塔のてっぺんで見張りをしているモンスターがあくびをしてるのが見えた」
とか。
どう説明したらイイんですかね、この時のプレイヤーの気持ち。
もう俺なんかの場合だと、鼻息をズゴーッと噴出しながら「すげぇ!すげぇ!宮本茂イイ!宮本茂イイ!」を連呼しまくりましたが。
遠くから望遠鏡で覗いてみて、何かが見えたりすると 「それは確かにあそこに『ある!』」という確信が持てるというか・・・。
あーもー、わかんね。ダメ。
俺の文章表現能力じゃ皆様にこの感動と興奮をお伝えする事は出来ません。
言えることは、「やれ。絶対」(覚せい剤撲滅キャッチ風に)
俺なんか、ずっっっと10時間近く連続でプレイしてて、腹が減ってふと自室を見回し、
「あぁ、そういや俺、この世界に生きてたんだっけ」とか思っちゃったんですよホントに。
それほどまでに完成された世界なんですよリンクが居るところは。
まぁ、「出てくるキャラクターの目がみんな瞳孔開きっぱなしで怖い」とか
「リンクの妹可愛くねぇ」とか
「チンクルむかつく」とか、
ちょっとした不満(か?)はありますが、ゲームとしてみてこれほど純度の高いものはありません。
是が非でも(つまり絶対ダ!)本体と共に迫力購入していただきたい!
昔の自分が映った古いアルバムを読み返すような、そんな懐かしい思いが味わえます。
モニターの中の、小さくて大きな冒険をアナタに。