白い息
 澄んでくる空の 色
 ああ もう冬になる。

 まだ名前も知らない
 校内の背の高い木々
 から
 色々な色の葉っぱが
 落ちてくる。

 大きい天狗のうちわのような葉
 に
 画家の友人を
 思いだす。
 綺麗だからと拾ってきて、
 似顔絵を描いてくれた彼女は
 今どこでどうしているのだろう。

 国籍と名前と
 絵を描いていることしか知らなかった。
 この広い世界で
 一度めぐり合った彼女に
 まためぐり合うことはできるだろうか

 あの秋も
 色々なことがあったね。
 あれは、そう
 まだうまく言葉がしゃべれなくて
 じだんだ踏んでいた 秋

 そろそろ初心にかえって
 また真面目になろうかな

 そんな呟きも
 風に吹き飛ばされて
 もう 冬だよ。

 もようがえしなきゃ……。