久しぶりにジャスミン茶をいれてみた。 香りも味も やっぱりあまり好きじゃない。 それでも手元にあるのは 誰かさんの気づかい 中華料理にはジャスミン茶 北京の料理屋は 必ずジャスミン茶を出す。 あまり好きなお茶ではないけれど それで覚えた習慣 お茶屋のにーちゃんは杭州の人だった。 杭州料理に連れていかれて ジャスミン茶がないと聞いた猫の 困った顔をよく覚えてた。 それでジャスミン茶が好きなのだろうと たびたびくれたものだった。 その優しい気づかいに あまり好きではないとも言えず お茶好きな為に 捨てることもできず ずっと手元に残してあった。 ニュージーランドでも 中華料理屋のおばちゃんが ジャスミン茶をくれた。 それは友だちが欲しがった けど そんな優しさが詰まったお茶は ジャスミンのきつい香りが抜けて それなりに飲めるようになっていた。 いろんな人の優しさが 身にしみる そんな歳になったのだなぁ と 鏡を覗いてみる。 ……見なかったことに。